AICHI
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愛知・豊田

AICHI 愛知・豊田 鷲尾友公 Washio Tomoyuki

PROJECT

【プロジェクトコンセプト: 人と街を紡ぐ
108 ART PROJECT の第四弾は、豊田市中心市街地の活性化に取り組む豊田まちづくり株式会社とのコラボレーションにより実現。豊田市駅西口市街地再開発ビル「T-FACE」の A館のリニューアル工事に伴い設置された仮囲いをキャンパスに、愛知県出身のアーティスト鷲尾友公氏が手掛けるアートが展示されました。

キャンパスに描かれるのは、人や街を「つむぐ」物語。市民や訪れる人々は、T-FACEや豊田市の駅前が生まれ変わった後、そこでどのように過ごすのか?ビルの再整備プロジェクトで掲げられている「つむぐ」というコンセプトをもとに、アーティストがキャンパスに表現します。

〒471-0026 愛知県豊田市若宮町1丁目57−1

CONCEPT

つむぐ

今回のお題である<つむぐ>というコンセプトを伺った際は、福井県の嶺南、竹並地区の民宿にいました。畳の部屋で正座しながらスケッチをしているとふと糸が頭をよぎり、同時に幼少期の頃の記憶が蘇ってきました、椅子に座って絵を描くというよりも畳に寝転がって絵を描いていた頃の記憶です。そこからあやとりをして遊んでいた記憶に繋がりました。スマートフォンやSNS等無かったとても平和な時代です。生きていく上で必要のないアプリ広告等が無く狭い世界のままでよかったと思える時代に<つむぐ>という言葉を感じました。

幼少の頃に畳に寝転んで紙に自由に絵を描いていた頃の様に大胆に配色してみようと思いました。そこに街のシンボルとして手君を登場させました。手君は街にカラフルな色彩を与え、人と人を繋ぎ、人々のクリエイションの手助けをしながら街を作る、街のシンボルの様な存在です。

街作りにおいてアートが担う役割を考えた時に、アートは見る人の創造性を少しでも向上させたり、作品の中に含まれているメッセージや意図に興味を持って考えるキッカケだと考えています。僕自身、他の作家の作品を見る事が好きになったのも、知らなかった事や気付きを与えてくれるからです。その感覚が制作に反映されたり、生活の中に活かされます。創造性が膨らむと疑問に思った事への改善策を思いついたり、道に落ちているゴミを拾ってみようなどいつも気付いてなかった事に気付けることもあります。ここ最近では道端にマスクが落ちているのをよく見かける様になりました。僕はそのマスクを写真に撮り作品に取り入れたりします。アートは、当たり前である事を一度疑ってみるキッカケをくれ、今まで知り得なかった自分自身のクリエイティブな発想を発見できるのではないかと思います。町民の一人一人がクリエイティブな発想を持って豊な生活を送れる一端を担えたら嬉しいです。

PROFILE

鷲尾友公 Washio Tomoyuki

鷲尾友公 Washio Tomoyuki

愛知県生まれ。同地在住。独学で絵画を学び、人物や事象など享受した事柄と関わり合いながら、イラストやデザイン、映像など多岐に渡る制作活動を展開し、人間の自由な行為として表現する。美術館や海外でも発表されたオリジナルモチーフの手君は運気アップのアイテムの一つ。主な展覧会に「鷲尾知公のWILD THINGS(アートラボあいち長者町, 2016年)、「粟津潔、マクリヒロゲル1『美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス』」(金沢21世紀美術館, 2014年)「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」などがある。

http://thisworld.jp/

    THE TOWER HOTEL NAGOYA

    Aichi Triennale 2019